罪なき小さな天使達へ
今どこかで小さな命が悲しみつつまれながら天に飛び立っていく小さな天使となって・・・。
私は動物が大好きです。犬も猫も小動物も命があるものが皆大好きです。
動物の中でも小さな頃から一番犬が大好きです。
将来の夢は犬のトレーナー(訓練士)になる事です。
今から私が思っている事,感じた事などを書いていきたいと思います。
小さな命のために・・・。
私は小学五年生の時にはじめて「動物保護センター・愛護センター」がある事を知りました。
最初はどんな所なのかも,何をする所なのかもわかりませんでした。
ただ「犬がたくさんいてふれあえる所」と思っていて近所の子達を誘って
センターの子犬達を見に行く事になりました。
保護センターの子犬達は皆とっても可愛くて無邪気でまるでぬいぐるみみたいな子達でした。
でも私はふと「成犬や老犬はどこにいるんだろう・・・?」と思いました。
ふれあい広場にいる犬達は生後3ヶ月〜8ヶ月くらいの子犬達ばかり。
その時の私は「きっと,ほかの施設にいるんだな」と思っていました。
保護センターの施設の中で少しの間会議室を借りてそこにおいてある本を見ることになりました。
でも私はトイレに行きたくてみんなにその部屋で待っていてもらいトイレがどこにあるのか
センターの方に聞きにいきました。
センターの方に「トイレお借りできますか?」と聞くと
「上のトイレは修理中だから業務員ようの地下トイレを使って」と言われました。
センターの方に案内されて地下につづく階段を下りていくと
かすかに私の大好きな犬の声が聞こえました。
でもその犬の声は1匹ではなく複数の犬達が鳴いていて,
何だか悲しそうな声で誰かを探しているような声でした。
その声がだんだん近づいてきて,階段の最後の段までたどりつくとセンターの方が
地下への入り口となっているドアを開けました。
私は目をうたがいました。
ガラスの向こうに20,40,ざっと数えて50匹近くの犬達が
太い鉄格子のおりの中に何匹も入れられており,
ふれあい広場の子犬達とは違い皆大きな犬達ばかりでした。
皆さまざまな犬達で元気があったり,やせていたり,老いていたり・・・。
私はショックを受けながらもトイレをすませ皆の待っている部屋へ足早に向かいました。
私はこの時あの犬達がどうなるのかわかりませんでした。
でも今だに私の目にはあの犬達の寂しくて,悲しくて,怖くて・・・
それでも一生懸命に生きている姿が焼きついています。
私は家に帰り,何だかあの犬達が何かを訴えているような気がして
本や資料などでセンターにいる犬達がどうなるのかを調べました。
私は信じられなかった。あの犬達は炭酸ガスで殺されてしまうという事が・・・・。
それから何回か保護センターに足を運び地下にいる姿が見えない犬達に
「がんばれ。希望を持って」と言って帰ってきました。
でも私は「あの犬達のために私は何にもできないの?このままにしてしまうの?」と思い
我が家の近くで動物愛護のボランティアをしている代表さんにお願いして
ボランティアのお手伝いをさせてもらう事になりました。
代表さんは,今動物達がどのような状況におかれているかを教えてくださったりしました。
代表さんの家には10匹ちかくの犬達が新しい家族を探しながら暮らしています。
年齢層は様々ですが,皆8歳〜10歳くらいの子達がほとんどです。
皆,代表さんが保護センターから引き出してきた犬達です。
少し臆病な子,飼い主に捨てられてしまった子,障害を持っている子,甘えん坊な子。など
色々な子達がいます。
でも私にはどの子も皆,天使のように可愛い子達に見えます。
皆一生懸命生きていて,その子達に勇気を持ってもらいたくて頭をなでるのに
勇気をもらうのはいつも私のほうだったりします。
この子達に新しい家族ができたらいいなと私は思っています。
私は1日1回は必ずPCの前にいます。
なぜかと言うと,何十もある動物愛護のボランティアさんのHPを1つ1つ見るためです。
色々なボランティアさんが里親を募集するサイトには
毎日「里親募集の犬達」が何匹もUPされます。
純犬種だったり,雑種だったりさまざまな犬達が集まります。
虐待されていた子,目が見えない子,耳がきこえない子,飼育放棄された子,
繁殖に使われ捨てられてしまった子,足が1本ない子など不幸な生活をおくってきた子達ばかりです。
画面から伝わってくるちいさな天使達の精一杯の叫び。
私はみるたびに悲しくなり涙が止まらなくなります。
その涙がどこにいくのか知っていますか・・・?
その涙,1つ1つはこれから天国に旅立とうとしている不幸な犬達が渡る虹の橋になるのです。
耳が聞こえない子は耳が聞こえるようになり大好きなボランティアさんの声を聞きながら
虹の橋を渡ります。
目が見えない子は目が見えるようになり地上にいるボランティアの方,
応援してくださっていた方の顔を1人1人見ながら虹の橋を渡ります。
足が1本ない子は足がちゃんと4本になり元気いっぱい走りながら虹の橋を渡ります。
犬は私達と同じように生きています。小さな体で精一杯生きています。
悲しんだり,喜んだり,怒ったり,感情だってちゃんとあります。
だから,その小さな命を大切にしてあげてください。けして見放さないでください。
嬉しい事があったら一緒に喜び,悲しい事があったらささえあい,腹が立つ事があったらなだめあい,
1匹ではなく1人の家族として一緒にいてあげてください。
犬達も私達と同じように幸せに生きる事をのぞんでいます。
天国に旅立った小さな天使達が願っている事それは
世界の不幸な犬達が1匹でも幸せになるという事。
自分達と同じようにならないでほしいと思っているでしょう。
そのためにも私達人間1人1人が小さな命を大切にしていく事が大事だと思います。
皆生きてるんだから・・・。