「愛のワンニャン大作戦」という番組
http://www.bs-asahi.co.jp/wannyan/index.html
これはBS朝日で2008/10/17(金)から放送される予定の番組のサイトです。ご覧になればお分かり頂けますが、どうやら今までにあったような動物を扱ったバラエティ番組ではなさそうです。

ペットの恋愛のサポートってどういうこと?

BS朝日の新番組「愛のワンニャン大作戦」のメイン企画で、なんと犬猫の繁殖に挑戦するというのです。
この番組のサイトを見る限りで解釈できるのは、有名芸能人、スポーツ選手などの飼っている犬や猫をお見合いさせて交配、出産させる過程をみんなで見守りましょうということのようです。

あまりにもバカバカしい番組内容

番組タイトルには「愛の・・・」という言葉が使われていますが、人間がおぜん立てして仕組んだことを「愛」とは言いません。明らかに不自然な出会いの場の提供であると言えます。
10/17の放送に向けてすでに2〜3回分の収録は済んでいるようです。第1回目の放送では金蘭屏風の前で、セレブと称される某夫人が自分の愛犬をお見合いさせている様子が紹介されています。番組の紹介文に彼女は「愛犬家」と書かれていましたが、本当に「犬」という種を愛しているのならむやみやたらな繁殖は拒否するはずです。
2回目は有名K1選手。雄のシェルティの飼い主である彼は、10歳という高齢になってきた愛する自分の犬の子供が欲しいと願っているそうです。
セレブな夫人、K1選手はもとより、この番組の制作者側は自分達のやっている行動が、深刻な捨て犬捨て猫問題をかかえている世の中に対し、どれだけの影響を及ぼすことになるのかわかっているのでしょうか。

不良ブリーダー、ペットショップ増加の懸念

このような番組が放送されれば、視聴者に「自分でもあの番組の様にお見合いさせてみたい」という安易な意識を起こさせ、結果的に不良ブリーダーを生みだしてしまうかもしれません。そして動物商の法規制の甘さから、機械的に増やされ販売され「殖やす道具」あるいは「滞留在庫」として死んでゆく結果になってしまいます。

今の日本では、毎年40万匹前後が殺処分されています。もちろん安楽死などではありません。安楽死というのは都合のいいように誤魔化された表現であって、その実態は悶絶死です。ガス室の中で炭酸ガスを噴霧され、薄れゆく酸素を求めてもがき苦しみ断末魔の悲鳴すらあげられずに死んで行く動物たちの姿を、この番組関係者は見たことがないのでしょう。
私たちの何気ない日常の片隅で不条理に殺されてしまっている命があるならば、まずそれらを先に救うべきです。そして、次はそんな不幸な命を作らないように努めるべきです。
番組関係者には、地獄を味わいながら死んでゆく動物達の姿を見て目に焼き付けていただきたいです。

お願いだから「命」でお金儲けしないで

犬や猫を交配させ業者に販売するブリーダー、その増やされた犬猫を販売するペットショップ。どちらもお金儲けの手段であって、この商売で生活をしています。でももし、この商売がうまくいかなくなったらどうなるんでしょうか。今まで商品だった犬猫は急いで飼主さんを探してくれる場合もあるでしょうが、多くは物として処分、つまり殺されてしまうんです。こんな事が世間に知られてしまっては痛烈な批判を受けてしまいますから、なるべくわからないようにこっそりと殺してしまう業者もいるでしょう。
現在では不要になった家電製品、パソコン、自動車までも大切にリサイクルされるというのに、犬猫は新たに生かされ愛され幸せになる選択肢すら与えられずに死んでゆくのですから物以下の扱いと言えます。
これも人間が「命」で商売してしまった結果です。
当会や他の愛護団体、また最近では行政も動物愛護精神の浸透のために努力しているのに、動物の命を弄ぶかのような番組が、さも「自分たちも動物愛護者ですよ」と言わんばかりに放送されるのはいかがなものでしょう?しかも世間に影響力の大きい有名芸能人、スポーツ選手を使って番組を作るなんて非常に軽率です。

殺されてしまう命の撲滅を目標にしております当会では、この番組の制作放送に反対いたします。

皆さんはどう思われますか?

BS朝日への意見・要望を送れるメールフォームです。
「前代未聞」のこの番組へ皆さんのお考えを直接伝えてみてはいかがでしょうか。



ご参考
◆不良ブリーダー・不良ペットショップとはどんな実態なのかを掲載しているサイトです。
下記のボタンをクリックするとサイトにアクセス出来ますが、そのサイトの性質上、非常に残酷で見るに耐えない画像がございますことをお断りしておきます。体調のすぐれない方、妊娠中の方、お心がデリケートな方はご覧にならないことをお勧めします。




◆保健所で殺されてしまう犬と猫の実態が写真入りで掲載されています。同じく非常に残酷な画像がございます。体調のすぐれない方、妊娠中の方、お心がデリケートな方はご覧にならないことをお勧めします。


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